脳卒中の回復を支えるリハビリ機器
当院では脳卒中後の機能回復を支援するため、各種リハビリ機器を導入しています
脳と体をつなぐ、最先端リハビリ BMI(Brain–Machine–Interface)
脳波を活用した、脳と体をつなぐリハビリ
当院では、脳卒中後の上肢機能回復を目的として、BMIを用いたリハビリテーションを行っています。BMIとは、「手を動かしたい」、「指を伸ばしたい」という脳の中の運動意図を脳波として捉え、その信号をもとに筋肉へ
電気信号を与え、動作を引き出す新しいリハビリテーション技術です。
BMIの導入により、脳の働きや運動イメージを可視化しながら、より根拠に基づいたリハビリを行えるようになりました。
日常生活や生活行為へとつなげることで「自分の手で生活したい」という想いに寄り添った支援を続けていきます。
ドライビングシミュレーター
自動車運転再開に向けて運転の適正度を評価
運転に必要な心身機能の検査を行い、患者さまの状態に合わせた助言をさせていただきます。
2025年度より新しくドライビングシミュレーターを導入しました。
今回導入したドライビングシミュレーターは頭や目の動きを感知するセンサーが装備されており、頭の動きに合わせて映像の向きが変わることが大きな特徴です。また、運転者の視線をモニター上で確認できるため、歩行者や信号を目視できているか把握できるようになりました。
従来の検査とドライビングシミュレーターを組み合わせることで、より精度の高い評価を行うことができるようになりました。現在は入院患者さまの検査としての利用が中心ですが、今後は対象患者さまの拡大、訓練としての利用も検討していきます。
歩行学習支援ロボット Orthobot(オルソボット)
正しい歩行に誘導する支援ロボット
歩行は健康と生活の質を維持・向上する上で日常生活にはとても重要です。
近年ロボットを活用したリハビリテーション治療が注目を集めています。その中でもOrthobot(オルソボット)は、歩行練習を補助する装着型アシストロボットです。歩行練習にて膝関節の曲げ伸ばし運動を補助し、関節角度・歩行速度・左右バランスをリアルタイムで可視化することができ、歩容および歩行速度の改善を目的にしています。
当院では先日、Orthobot(オルソボット)を導入しました。
適応の患者さまに対し早期から歩行の改善を目的に使用しています。
モーターとセンサーによってタブレットで管理が行え、客観的な分析と患者さまとの共有も行うことができるようになりました。
今後は積極的にロボットを活用していき、さらに歩行の改善から生活の質の向上を目指していきます。
足関節機能を補助する電気刺激 L300Go
自然な歩行再建を支援する先進的デバイス
「ふくらはぎが硬くてつま先が上がらない」「頻繁につまづくことがある」「足を前に振り出し難い」このようなお悩みがある方に適している機器です。神経筋電気刺激装置「L300 Go」は、より自然で安定した歩行の獲得を目指した先進的なリハビリ機器です。3軸ジャイロセンサーと加速度センサーを内蔵し、個々の歩行パターンに応じて刺激を自動調整することで、自然な歩行動作に近い練習を可能にします。従来の電気刺激装置と比べて装着や設定が容易なため、より多くの時間を訓練に充てることができ、質の高いリハビリテーションの提供に貢献します。
嚥下機能回復支援
当院では飲み込みの障害がある方に対し検査評価を実施し、患者さまの状態に合わせて物理療法を訓練に取り入れています
ジェントルスティム(GentleStim)
飲み込みの反射の遅れや咳反射の減弱に対してはジェントルスティムという機器を用います。これは皮膚抵抗が少ない干渉波を利用しており、痛みを軽減しながら感覚刺激に働きかけることができ、飲み込みの反射や咳反射を起こしやすくする効果が期待できます。
バイタルスティム(VitalStim / VitalStim Plus)
飲み込む力の減弱や喉(のど)の筋肉の衰えに対してはバイタルスティムという機器を用います。これは低周波の電気刺激を用いて筋肉を強化することができる治療機器です。この機器による効果は即効性があるとされ、食事場面での誤嚥防止や喉(のど)の食物残留軽減などの効果が期待できます。また電気刺激を行いながら筋肉の動きを可視化できる機能を搭載しているため、飲み込む際の筋肉の動きを患者さまと確認しながら訓練を行うことができます。
